青潮・青潮について簡単に解説

赤潮青潮

 東京湾で釣りをされる方なら、一度は聞いたことがある、赤潮や青潮というワード。

海が赤くなるのが赤潮・青くなるのが青潮でしょ?っとなんとなくわかるけど、その原因はなんなのか?

なぜ東京湾でおきるのかを簡単に解説していきます。

 赤潮とは?

 赤潮とは簡単に説明すると、海中にいるプランクトンの大量発生することで起きる現象になります。

プランクトンの栄養となる窒素やリンが大量に海中に流れ込むことで、プランクトンは大量発生します。

窒素やリンは主に川から流れてきており、山や森から染み出ている栄養素の一部になります。

雨が強くふったりすると、窒素やリン、有機物等が海に流れてでて、それをプランクトンが食べているのです。

栄養が流れ出る
通常の海

通常は上画像のように適度に栄養が海に流れでているものなのです。

そして海も適度の数のプランクトンや魚が暮らしていけるのです。

 しかし、東京湾のように周りが人口の多い都会や工場があると自然の栄養素の他にも、人工の栄養素が流れでてくるのです。

例えば、住宅からは生活排水、農場からは畑に撒いた栄養剤、工場からは工場排水等の有機物です。

川に流される栄養

通常、自然界では考えられないほどの栄養素が川に流れ、海へでていくことになります。

これによって河口ではプランクトンのエサとなる栄養素で満たされ、大量発生につながります。

プランクトンは増殖することで、今までは酸素を普通に摂取することができた生物も海中の酸素濃度が減り、酸欠状態に陥ります。

小さなプランクトンが海上から目視でできるほどの量になると海面が赤茶に見えてきます。

これを赤潮と呼びます。

赤潮
提供:photo AC 赤潮画像

 赤潮による被害

 更に海中がプランクトンで増えることで、海中にいる魚たちは呼吸もままならない状態になっていくのです。

それは、さながら人間が水中の満員電車の中で長時間、閉じ込められるような状態です。

プラクトンが大量にいる中で呼吸すれば、エラや口にプランクトンが入り込み、詰まって呼吸ができなくなるのです。更に海中の酸素のほとんどがプランクトンによって消費されており、酸欠状態になっています。

このような状態になると、河口付近に生活している魚や養殖場等は壊滅状態になります。

そして、死んだ魚は沿岸沿いに流れ着き、異臭を放ちます。

かろうじて沖に逃げたり、川に上れる魚は生き残ることができますが、現状では毎年のように、同じようなことが起きています。

 青潮とは?

 青潮とは簡単に説明すると、海中で発生した硫黄やイオンが海水と混じり青白くなる現象です。

青潮は大量のプランクトンが発生したり、流れが弱い湾奥などで発生することが多く、生物がほとんど生きていけないような海です。

赤潮で大量発生したプランクトンの寿命は長くはなく、死んだプランクトンは海底に溜まっていきます。

湾奥のような流れが弱い場所では特に死骸が溜まりやすい状態になっています。

この死骸は海底でバクテリアのよって分解されます。

赤潮がおきるぐらいのプランクトンの量がいるということは、それを分解するバクテリアは更に多く存在することになります。

バクテリアはプランクトンを分解する為、活発に活動します。

するとバクテリアの活動により、海中の酸素が大幅に消費されていきます。そして、その過程で硫化水素が発生します。

硫化水素は海面の酸素に触れたとき、硫黄やイオンが作られます。これらの物質と海水が混ざることで、青白いようなエメラルドグリーンのような海なることから、これを青潮と呼びます。

ちなみに沖縄のようなエメラルドグリーンの海はまったく別物です。

沖縄の海がエメラルドグリーン色に単純に海が綺麗だからです!

沖縄は透明度の高い海水の為、太陽光が海底まで届きます。太陽光の青い光が、海底にある白い砂が反射して青く見えるのです。つまり沖縄の青い海、エメラルドブルーの海は太陽の光の色なのです。

 青潮による被害

 赤潮同様に青潮も海中は酸欠状態になり、生物はほとんどいなくなります。これは赤潮のときより深刻な酸欠状態です。まさに死の海状態です。青潮から逃げらなかった生物は全て死ぬか、瀕死状態になります。

更には海から発生した硫黄によってガス臭いと感じることもあります。

 なぜ東京湾奥で起きやすいのか?

 なぜ湾奥で赤潮は起きやすいのか?

 まず東京という世界でもトップクラスの人口密度の大都会があること。赤潮の説明でもしましたが、大量の有機物が流れてくるのが東京湾です。よってプランクトンが発生しやすく、赤潮になりやすいのです。地方都市の湾奥でも赤潮は発生することは多々あります。

昔は沿岸沿いの干潟にアサリ等の二枚貝がたくさんいたので、それがプランクトンを食べてくれていましたが、今は数も減っており、それも一つの原因です。だから二枚貝の乱獲は控えましょう。

結局、原因は人による汚染なのです。

 なぜ湾奥で青潮は起きやすいのか?

 青潮はプランクトンの死骸が海底に溜まるのが原因です。

通常、海は流れがあるのでプランクトンの死骸が集中的に溜まるようなことは起きないのですが、湾奥では潮の流れが弱く、しばし海水が動かないこともある。ということは赤潮が発生しても、潮の流れがよければ実は青潮は起きにくいのです。

これは外房や他の海に行ったことがある人はわかるかと思うのですが、湾奥は決して潮の動きがいい場所ではありません。よって魚種も限られており、釣れる魚もだいたい決まっています。

 なぜ潮の動きがよくないのかは諸説ありますが、人による海上での人工物建設が原因ではないかと言われています。東京湾であれば埋立地が多数あります。他の湾でも海上に飛行場を作ったり、人は海上にいろんなものを作ってきました。これが原因で海の流れが変わり、潮が動かないような箇所が生まれたと言われています。

赤潮同様に原因は人による海上開発の可能性が高いです。

 いつ赤潮、青潮は終わるの?

これは自然に治まるのを待つしかありません。

だいたい1週間前後でなくなると言われていますが、自然界は何が起きるかわからないので、意外とすぐ終わることもあれば、長引く場合もあります。

以上で赤潮、青潮の簡単な解説は終わりです。

なんとなく、ご理解いただけましたでしょうか?

もしニュースとかで赤潮、青潮と聞いたら思い出してみてください。

そして海を見て、赤潮 or 青潮とわかった場合は釣りは諦めて、新規の場所を開拓したり、釣具の手入れ等をすることをおすすめいたします!

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